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シンポジウム
概要紹介
セントロメアは、染色体分配に必須なゲノム領域である。その重要性からセントロメアのゲノム配列やセントロメア上に形成される動原体構造は進化的に保存されていると考えられてきた。しかし、近年の研究により、それらは生物種ごとに驚くほどに多様化していることが明らかになってきた。本シンポジウムでは、最近決定されたヒトセントロメアの完全ゲノム構造から、非モデル生物のセントロメアに関する最新のトピックまでを紹介し、なぜセントロメアが生物種ごとに多様化しているのかについて議論する。
演者:Nicolas Altemose(スタンフォード大)、Kaustuv Sanyal(ジャワハルラール・ネルー先進科学研究センター)、秋吉文吾(エジンバラ大)、角谷徹仁(東大)、深川竜郎(阪大)
概要紹介
COVID-19のパンデミックを経験した現在、パンデミックが人間社会に与える甚大なインパクトを疑う者はいない。グローバリゼーションの進んだ現代社会において、感染症のリスクは常に潜んでおり、「次のパンデミック」がいつ起きてもおかしくない状況にある。本シンポジウムでは、新型コロナパンデミックの中、基礎研究の見地から活動してきた研究者集団「G2P-Japan」の研究活動を紹介する。さらに、「遺伝学」という基礎研究の立場から、「次のパンデミック」に備えるためにできること、すべきことについて広く考える機会としたい。
演者:佐藤佳(東大)、福原崇介(北大)、齊藤暁(宮崎大)、高山和雄(京大)、中川草(東海大)、五條堀孝(アブドラ国王科学技術大)
概要紹介
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概要紹介
昨年度末で大学を退職されるなどでシニア会員になられた会員に、ご自身の40年余の研究生活の歴史や所感を語ってもらい、遺伝学の進展・変遷の生き証人のストーリーを会員全体で共有する機会を持つことを目的にしています。特に、若い会員へのメ ッセージを伝える場となることを狙いにしていますので、学生および若手研究者の会員の皆様の参加を期待します。
講演者1: 正井 久雄 先生 (東京都医学総合研究所)
「1本鎖ファージの複製から、PriA、そしてDNA複製システムの起源の考察へ」
講演者2: 辻本 壽 先生 (鳥取大学乾燥地研究センター)
「異種遺伝子導入による新規コムギ系統の開発と活用」
演者1(第95回大会BP賞受賞者): 小川 佳孝 さん (名古屋大学)
「内在性タンパク質を標的としたタンパク質分解系「AlissAID法」の開発」
演者2(第95回大会BP賞受賞者): 安藤 大翔 さん (早稲田大学)
「カロテノイド,スクアレン,ボトリオコッセン合成酵素の「仕分け酵素」の実験室内進化」
演者3(第95回大会BP賞受賞者): 島田 龍輝 さん (熊本大学)
「メス特異的な減数分裂開始機構と卵細胞分化」
演者4(第95回大会BP賞受賞者): 西村 香里 さん (京都工芸繊維大学)
「異種移植で明らかになるショウジョウバエの交尾後の貯精システムの進化」
演者5(第95回大会YBP賞受賞者): 井上 瑞貴 さん (学習院大学)
「RecA-RecN共進化を利用したRecN機能獲得型変異体の単離と解析」
演者6(第95回大会YBP賞受賞者): 尾脇 あいみ さん (熊本大学)
「遺伝性腎疾患Alportマウスの作製を企図した in vitro IV型コラーゲンα345三量体評価系の応用」
演者7(第95回大会YBP賞受賞者): 釆女 優太 さん (東京大学)
「エピゲノムの変化が引き起こすゲノムの不安定化と細胞老化」
演者8(第95回大会YBP賞受賞者): 米盛 匠海 さん (熊本大学)
「KRAB-ZFPクラスター領域の解析」